前回の「血糖値」からの脱線。。。
「インスリン」についても 語っておきたい。
はやく~ ~太らないための食生活の工夫~ について。を話したいのですが
「インスリン」を置いていくわけにはいかないので……
今回 脱線させていただきます(^v^)
血糖値を下げるはたらきをするホルモン「インスリン」
血糖値を上げるホルモンは たくさんあるのに
血糖値を下げるホルモンは たったひとつ。
「インスリン」は、膵臓で作られるホルモンです。
血糖値が高くなると、その情報が副交感神経系を経て膵臓に伝わり
インスリンが膵臓から分泌されるのです。
<副交感神経が優位になる>ので、
ごはんを食べたあと カラダはリラックス状態になり眠くなってしまうのです
分泌されたインスリンは 血液中の糖を 細胞内へせっせと送り込みます。
燃料運搬係といった感じですね♪
また、体内で最も多くの血液が流れ込む肝臓へは
いざという時の貯蔵用燃料とするため どんどん糖を送り込みます。
こうして 血液中の糖の濃度を正常な値へと戻していきます。
しかーし! 肝臓の貯蔵庫はキャパ(上限)があります。
食べ過ぎ!!などで余ってしっまった糖は…
受け入れ先をなくした糖は…
?? いったいどこへ行くのでしょうか ??
無限に受け入れてくれるところが 身体の中にありますよ☆
もうお気づきでしょうか?
運搬役のインスリンは、血中の糖が多すぎて受け入れ先がなくなったら
脂肪細胞へ 糖を送り込みます。
ちゃんと糖は脂肪に変換されて脂肪細胞に貯蔵されていくのです。
どんな時に 血中の糖が多すぎる状態になるんでしょう?
★ごはん・パン・麺類・イモ類・さとう類を食べ過ぎたとき
そうですね。 糖質を多く含む食品をたくさん食べたら、血液中の糖は増えます。
減量したい方は、 脂肪の少ない食事を意識されるのと同時に
糖質を控えめにされる理由が分かりましたでしょうか。
ほかの理由でも 血液中の糖が多すぎる状態になることがあるんです!!
「精製された消化の良い糖質」は、一気に血中にたくさんの糖が放出されます。
一気に血糖値が上がってしまうのです。
その結果 インスリンがたくさん出動し糖を運搬してくれますが
血中の糖の濃度も戻さないといけないので 手っ取り早く脂肪細胞に
糖を置いてくることも多くなります。
「精製された消化の良い糖質」は、「血糖値を一気に上げる食品」として
減量中だけでなく普段からも その摂り方に工夫が必要ですね☆
インスリンは 摂取した糖の行き場を一生懸命さがして案内しながら
血液中の糖の濃度を一定に保とうと 働いてくれます。
働かせすぎて ストライキ。 → 糖尿病となってしまいます💦
元気にインスリンに働いてもらうためにも 血糖値を一気に上げない食事で
健康維持・体重維持してまいりましょう(^v^)
次回は 血糖値の急上昇・急降下。 「血糖曲線」で説明しながら
血糖値の上がりやすい食品 上がりにくい食品 などなど
お話させていただきます。
(管理栄養士 貴田都代子)