今回も「食生活指針」の中から1項目をご紹介。

適度な運動とバランスの良い食事で、適正体重の維持を。

・普段から体重を計り、食事量に気をつけましょう。

・普段から意識して体を動かすようにしましょう。

・無理な減量はやめましょう。

・特に若年女性のやせ、高齢者の低栄養にも気をつけましょう。   

*文部省決定、厚生省決定、農林水産省決定*平成28年6月一部改正*

最後(オレンジ色)の項目は 当初の策定から改定された項目の1つです。 当初の指針で、若年女性と高齢者については、何も書かれていませんでした。 つまり…上記にあてはまる人が多くなってきているから 注意してね♪ってこと? たしかに。。。

若い女性の多くに適正体重を下回っている人が多いように感じます。 極端に痩せているのは 極端に太っている以上にキケンなのです。

そこで あなたの適正体重を知ってあなたの健康を考えてみてください。

BodyMass Index~BMI~ボディマスインデックス

肥満度を表す指標・体格指数のことを言い 身長と体重で計算できます。

BMI=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)

*身長がメートルであることに注意してくださいね♪ 170㎝なら1.7です

例えば… 165㎝で60㎏なら  60÷1.65÷1.65=22.0  BMIは 22.0 となります

いかがでしたか?

身長165㎝の若い女性  50㎏……「普通」な感じがしませんか? むしろ、165㎝の適正体重である 60㎏だとどうでしょう? たぶん 口をそろえて「太ってるから痩せたい」と若き女性たちは言うでしょう。

「美容体重」とか「シンデレラ体重」とか 聞かれたことがあるでしょうか? 身長に対する理想体重に ×0.9の体重。や×0.8の体重。 毎日テレビなどで見る女優さんやモデルさんがそれらにあてはまるのです。 (女優さんやモデルさんは その体重以下であるのが実際です)

自分が健康的な体重でもぽっちゃりさんに思えてしまうのもムリないかもしれませんね 。心配なことは!! 若い女性の痩せについてばかりではありません。 働き盛りの世代のメタボについても問題です。 40歳代に突入すると特定検診を1年に1回以上受けることを勧められています。 そこでもBMIは、「ものさし」となります。 BMIが25以上で なおかつ腹囲が 男性80㎝以上 女性90㎝以上 が、メタボリックシンドロームとされ生活習慣や食習慣の見直しが早急に 必要となります。 しかし!! すぐに生命の危険を招くものではないだけに、ついつい「まだいいかな」 となってしまいがちです。 年齢を重ねるとともに落ちにくくなる体重(=痩せにくい身体になる) メタボ と言われたら… 早急に生活習慣の改善!食習慣の改善!に取り組みましょう!!

「痩せ」からの摂食障害 「メタボ」からの生活習慣病 痩せすぎても 太り過ぎても 健康は維持しにくくなります。 適正体重というのは、つまりは… 最も病気になりにくい体重ということなのです。 適正体重を知り 食事と運動で体重コントロール できるようになりたいですね☆

減量・何から始めていいのか?と悩んでいる方。 gi26チョコレートを食前に3粒食べることから 始めてみませんか?  次回からは、太らないための食生活の工夫 「血糖値」ってなんだろう 「血糖値曲線」を知れば 太るしくみがわかる!! 「血糖値を急上昇させない」工夫 の順番で 進めていきたいと思っています。 どうぞお楽しみに!

(管理栄養士 貴田都代子)

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