初めまして 専門学校講師の山本章人です。

スポーツ系・医療系専門学校で運動生理学や解剖学、 スポーツ科学についての講義を行っています。 研究者ではなく、教員という観点で 分かりやすく使いやすい知識をコラムで書いていければ 良いなと思っています。

運動をするってどんなことでしょう? 走る・跳ぶ・投げる スポーツの中でも様々な運動があります。

日常生活動作の中では更に 歩く・話す・パソコンを打つなど 運動は多岐に渡りますね。 皆さんは、この際にどうやって体が動いているのか 考えてみたことはありますか?

例えば自動車でいえば、ガソリンを燃やし ピストンを押し下げクランクを回す。 これによって動力を得ているのですが、 人間の身体では、どのように動力を得るのでしょうか?

人間の身体で運動を起こしているのは筋肉。 筋が収縮する事によって骨を引き、関節を動かす。 それによって、色々な運動が可能になります。

しかし、その筋収縮の原動力となる エネルギーはどんなものでしょうか?

答えは『ATP』。 アデノシン3リン酸(adenosine triphosphate)生体のエネルギー通貨”とも呼ばれている物質です。 人間の食事、飲水、呼吸などの活動は まさに、この『ATP』産生の為に行われています。

次回のコラムでは、この『ATP』が どの様に作られ、使われていくのかを分かりやすく まとめて行きます。

それではまた。

 

(専門学校講師 山本章人)

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