健康コラム 1回・2回では、人が1日に消費するエネルギー量についてお話ししました。生命維持のための基礎代謝量は、年齢・性別・体格によって異なりましたね。ご自分の基礎代謝量が把握できたことと思います。
1日に必要なエネルギー量は、基礎代謝量だけでなく活動によるエネルギー消費分(身体活動分)をプラスしなければいけません。身体活動は、人によってまちまちです。
例えば同じサラリーマンでも1日中デスクワークの人もいれば 歩き回る営業マンもいる。重労働をしている専門職のサラリーマンもいますよね。
そこで ザックリ3つの区分に分けて、身体活動によるエネルギー消費量を算出することとしています。(厚生労働省)
身体活動レベル(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)と指数 (指数は18歳から69歳の場合)
例えば…
デスクワーク中心だが、通勤に往復2時間、時々営業に出たり 余暇に趣味のゴルフを楽しんでいるようなサラリーマンであれば、「Ⅱ」の普通を選択し 指数である「1.75」を基礎代謝量に掛けると1日の必要エネルギー量を算出することができます。
では、実際に当てはめてみましょう!
私の場合…
基礎代謝量が約1200㎉ ⇐ <計算方法は 第2回健康コラム をご覧ください>
じっとしていられない主婦なので ➡ 身体活動レベル指数は「Ⅱ」の1.75
1200×1.75=2100 1日の必要エネルギー量は ➡ 2100㎉
貴方の ”1日の必要エネルギー量” 算出できましたか?
最近は、購入できるほとんどの食品に栄養成分表示がされていますね。
1日に食べたもののカロリーをザックリ合計してみてください。(怖いけど…)
食べたカロリーの合計が、貴方の1日に必要なエネルギー量を上回っていた ら…
活動量と食事量を 自分に見合った量に調整しなければ、 「太る」につながってしまうのです。
「1日に消費するエネルギー」 = 「1日に摂取するエネルギー」
ピッタリ「イコール」になんてできっこないのですが、
「1日に消費するエネルギー」 < 「1日に摂取するエネルギー」
にならないようにしたいですね。
とはいっても 食べ過ぎる日もありますよね。そんな日もあります!
そんな日が長く続かないよう、食生活の見直しや活動量を増やす心がけは忘れないでいてくださいね♪
☆食事制限だけでダイエットしてしまうと…
脂肪は減りますが、同時に筋肉も減り ➡ 基礎代謝が低くなってしまいます。
基礎代謝が低くなると ➡ 体重が元に戻る時(リバウンド)脂肪が蓄積しやすくなり悪循環に陥ります。
無理なく続けられる低GIダイエットで太りにくい体を!
(GI26は気軽に取り入れやすいですね)
今日から、家事はキビキビと! 通勤は大股で歩こう!
で、その家事。いったい何キロカロリー消費しているの?
次回は、その活動・その運動 私が行うと消費エネルギーは何キロカロリーに⁉
貴方が行った活動の消費エネルギーの計算方法をご紹介します
(管理栄養士 貴田都代子)